子どもの矮小歯を伴う叢生の矯正治療例(11歳 女児)
子どもの叢生の矯正治療例(Before&After)と解説
小児矯正の1期治療で治療が終了した患者さんのご紹介です。
「前歯の歯並びが気になる」「生まれつき小さい歯がある」との主訴に矯正相談を受診されました。
主訴である「生まれつき小さい歯」を矮小歯と言います。矮小歯の発生確率は約1〜2%、文献によっては10%程度とも言われています。
特に側切歯(前から2番目の歯)によく見られます。
(何を隠そう私も上の右側の側切歯が矮小歯で12〜3年前に院長にダイレクトボンディングで形態修正してもらいました!)
初診時の口腔内
患者さまは、前歯の歯並びと、生まれつき小さい歯(矮小歯)を気にされていました。矮小歯は上顎の側切歯(前から2番目の歯)に見られることがあり、歯根も細かったり短かったりする場合があります。そのため、矯正治療では歯にかける力に配慮が必要です。
今回の症例では、矮小歯である上顎左右の側切歯が内側に位置し、反対の噛み合わせになっていました。歯への力のかけ方に配慮し、力を計画的に設計できるマウスピース型矯正装置「インビザライン・ファースト」を用いて歯並びを改善する計画を立てました。
インビザライン・ファーストによる小児矯正
治療の途中で側方歯の生え変わりが盛んな時期に入り、マウスピースが浮いて外れやすくなりました。その頃までに前歯の噛み合わせは改善していたため、生え変わりが落ち着くまで約6ヵ月間、永久歯が生えてくる経過を確認しました。
その後、追加のマウスピースを作製して治療を再開し、歯並びと噛み合わせを整えました。
矮小歯の形態修正
小児矯正の1期治療終了後、院長が上顎左右の矮小歯をダイレクトボンディングで形態修正しました。
形態修正終了時
小児矯正の1期治療と形態修正によって、矮小歯の歯根吸収を起こすことなく、ここまできれいな歯並びと安定した噛み合わせを獲得することができました。
| 年齢・性別 | 初診時11歳 女児 |
|---|---|
| 治療期間 | 2年8ヵ月(交換観察6ヶ月を含む) |
| 抜歯 | なし |
| 治療費(税込) | 矯正治療 528,000円 上顎前歯2本形態修正(ダイレクトボンディング)66,000円 |
| 備考 | ガタガタ |






