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マウスピース型矯正装置治療の加速装置について

投稿日:2025年11月18日

カテゴリ:矯正ブログ

こんにちは巣鴨S歯科矯正歯科です♪

本日は新しく導入したマウスピース型矯正装置治療の加速装置についてお話しします。

一般的に、マウスピース型矯正装置は1週間から10日前後でマウスピースを交換していく治療です。

さらに、1日あたり20時間~22時間が装着目安時間となります。

しかし、20時間から~22時間では1日あたり2時間の差があります。

それを1週間となると、2時間×7日=14時間もの差になります。

また、以前に発表されたマウスピース型矯正装置の装着時間と治療成績についての論文では「1週間交換とされる時期においても非抜歯症例の場合でも8~10日、抜歯症例の場合では10日~14日交換でマウスピースを装着していた方が予測実現性が高かった」という報告がされています。

 

そのため、当院では成人矯正の場合最低でも8日交換で進めていただくように指導しており、遠心移動や抜歯症例の場合には慎重に歯の動きに合わせて10日交換とお願いするタイミングもあります。

 

ただ、難しい症例になればなるほど、マウスピースの枚数は多くなります。

歯の動きの原理として、時間を掛けないと歯は動かないということもありますが、

もう少し動きを効率的に進める方法はないか、ということで導入したのが

振動型アライナーフィッティング装置のVproです。

特性としては、1日5分間Vproを噛んでいると、Vproが振動しマウスピースのフィッティングを高めてくれます。

マウスピース型矯正装置例えば当院で主に採用しているインビザラインでは、マウスピース1枚当たり0.25mmづつ歯を動かすように設計されています。

そのため、交換したばっかりのマウスピースは0.25mm歯とズレていることになります。

ここでマウスピースがしっかりと歯にはまりこむことで歯に対する矯正力が発揮されます。

その為、1日1回チューイというゴム状のものを噛んでしっかり歯にはまり込ませるということを指導しています。

しかし、噛み合わせが悪いところなどではチューイを噛むのが難しいところもあったりします。

Vproの振動によりフィッティングを高めてくれるという点がまず1点物理的に治療を効率的にしてくれるところ。

さらには、Vproの振動は高周波振動であり、高周波振動の矯正による歯の動気に対する有益性についてはたくさんの研究論文の報告があります。

特に矯正治療中の痛みを軽減してくれたり、歯根吸収を抑える、また矯正での歯の動きは骨のリモデリングによるものですが、そのリモデリングに欠かせない骨芽細胞の数の増加が認められたという報告があります。

 

 

加速装置にはいろんなタイプのものがありますが、論文によるエビデンスが証明されている高周波振動による装置ということで信頼に値すると考え、今回導入することとしました。

成人矯正(年齢ではなく、すべての永久歯が生えそろっているお口の方と言う意味です)でマウスピース型矯正装置治療をされる全患者さんにお勧めしたいところですが、以下の症状をお持ちの方には使用の注意が必要です。

・目まいや顎関節症のある患者

・口腔内の衛生状態が悪い患者

・急性口腔感染症、活動性の歯周病、口腔がんを有するもの

・心臓ペースメーカーが入っている方

 

当院の価格は1台77,000円でのご購入になりますので、ご希望の方は是非お声かけいただければと思います。

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