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マウスピース型矯正装置(インビザライン)の仕組みとは

投稿日:2022年3月7日

カテゴリ:矯正ブログ

こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です!

 

最近よく広告を目にする、マウスピース型矯正装置(インビザライン)

「ワイヤー矯正よりも目立たなくてよさそう」と思ったりするかもしれませんが、

 

その仕組みがいったいどのようなものなのか、みなさんはご存知でしょうか?

 

まずは検査が必要です!

マウスピース型矯正装置(インビザライン)も矯正をすることには変わりないので、

まずはしっかりと検査をします。

・レントゲン画像

・口腔内写真

・顔貌写真

そして、CT撮影は必ず行います!

歯を動かす時には歯の根っこの周りの骨が作り代わりを起こして歯が動くというメカニズムですが、特にマウスピース型矯正装置(インビザライン)では、

歯列を拡大したり、歯を後ろに動かす治療によってガタガタをほどいたり、前歯を下げたりする治療を行うため、動かす先にしっかりと骨の量が確保できるか見極めることが重要となります。

 

口腔内光学3Dスキャナー(iTero)で歯並びのデータをとる!

 

いよいよ、マウスピース型矯正装置(インビザライン)の最大のポイントの1つ

 

口腔内光学3Dスキャナー(iTero)使い、口腔内の歯列のデータを取ります。

 

数分で上顎、下顎の歯列のデータをスキャンします。

 

当院では、患者さんに診療台の目の前のモニターにその場で同時に映し出して、お口の状態を見ていただくことが出来ます。

また、当院で導入しているインビザライン用の口腔内光学3DスキャナーiTeroでは、

その場で簡単なシュミレーションを作成し、お見せすることも出来ます。

 

 

治療計画の作成!矯正歯科医の腕の見せどころ

これらの検査データを分析し、どういうところに、どういう問題点があり、抜歯はすべきか否か、どこの歯を抜歯すべきか、と診断を行います。

その診断に基づき、海外のマウスピース型矯正装置(インビザライン)作製の担当技術者と何往復もオンライン上でのやり取りを重ねて

矯正医が

・治療のゴール

・歯の動かし方

・歯を動かす量

・歯を動かすタイミング

・抜歯の部位

・抜歯のタイミング

・アタッチメントの種類

・アタッチメンを始めるタイミング

・付加装置の有無

・付加装置の位置等、について治療計画をたてます。

 

そして、ようやく最終的な治療のゴールまでのシュミレーション3Dモデルが完成します。

検査時の歯並び

治療のゴール

 

いよいよマウスピースの作製!

完成した治療ゴールの3Dモデルに合わせてマウスピースの作製されます。

1枚あたり約0.25㎜づつ歯が動くように設計されてマウスピースが数十枚と作製されていきます。

歯の動かし方、ガタガタの量、噛み合わせによって、マウスピースの枚数は変わります。

歯には動きやすい方向があったり、

他の歯との重なり具合や、歯の根っこの周りの骨量は個人差が大きいため、

出来上がってくるマウスピースの枚数は人ぞれぞれです。

 

その数十枚のマウスピースを、

1週間~10日に1回交換していくことで、

マウスピースに合わせて歯が動いていく、という仕組みです。

マウスピースの装着時間は1日20~22時間が推奨されています

 

患者さんには

「お食事と歯ブラシの時以外ずっとつけていてください」

と、ご説明しています。

 

注意点

①合わなくなったマウスピースの修正が必要なことがある

マウスピースはコンピューター上のシュミレーションで作製されているため、途中で合わなくなるということが起こりえます。

例えば、最初に60枚のマウスピースが出来てきて40枚目まで順調に使えていたけれど、41枚目を付けたら、あれ?合わなくなった…ということもあります。

その時には、またお口の中のスキャンをして、合わなくなったところからの作り直しをすることがあります。

ここで注意が必要なのが、60枚ー40枚=20枚分のが新しく出来てくるかというと、

そうではなく、

シュミレーションから合わなくなってしまったところからの再作製なので、25枚だったり30枚だったりになることがあります。

 

②追加で修正が必要なことがある

もし、無事に60枚使い切ったとしても、

「実際治ってみたら、もうちょっとここが気になる」など、もう少し良くしたいということがあります。

その際には、追加アライナーと言って、追加治療のマウスピースを作製することがあります。

 

1つポイントは、当院の成人矯正のインビザラインの場合には、

5年間は修正、追加ともに何回作り変えても追加料金は発生しませんのでご安心ください。

(*インビザラインにも複数システムがあるため、作り変えに回数の制限があったり、作り変えに追加費用が掛かる場合もありますので、かかりつけの先生にご確認ください)

 

 

 

 

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は噛む面も覆われたり、

マウスピースの材料のの特性上、歯並びや噛み合わせによっては

マウスピース矯正がベストではなかったり、マウスピース矯正が適応外となることもあります。

 

矯正、マウスピース型矯正、インビザラインにご興味、ご質問がある方、

矯正治療に関するお悩み、ご不明点を専門知識を持った矯正医に聞いてみたいと思われましたら、

是非ご相談にいらしてください。

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