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小児矯正 大人の歯が生えてきたけど、これって矯正矯正治療したほうがいい?

投稿日:2022年1月28日

カテゴリ:矯正ブログ

こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。

 

巣鴨S歯科矯正歯科では

小児矯正をおすすめしています。

 

矯正相談でお越しいただく、ご両親からは

「自分の歯並びが悪いから、子供も歯並びが悪くなるんじゃないかと心配」

「矯正治療を考えているが、何歳ごろから始めるのがいいのでしょうか」

というご質問をよくお受けします。

 

患者様お子さんの成長発育、口腔内の状態によって

個人差がありますから一概には言えませんが、

 

「6歳ごろ」

が一つの目安とお話ししています。

 

なぜ6歳頃が目安になるのか。

 

6歳ごろになると、前歯や6歳臼歯(第一大臼歯)と呼ばれる大人の歯が生え始めてきます。

 

上下の6歳臼歯どうしのかみ合わせには、アングル分類と呼ばれるものがあります。

 

私たち矯正歯科医は、このアングル分類を診断に用いて患者様に説明することがよくあります。

 

アングル分類はⅠ級、Ⅱ級、Ⅲ級の3つに分類されます。

詳しくみていきましょう。

 

アングルⅠ級

こちらの写真がアングルⅠ級と呼ばれる上下6歳臼歯どうしのかみ合わせです。

一般の方にもわかりやすいように線を引きました。

●青線:上顎6歳臼歯(第一大臼歯) ●赤線:下顎6歳臼歯(第一大臼歯)

●水色線:上顎6歳臼歯の頬側近心咬頭 ●ピンク線:下顎6歳臼歯の頬面裂溝

水色とピンク線が一致しています。

上下第一大臼歯の咬合関係が正常なものがアングルⅠ級と呼ばれます。

正常咬合と呼ばれ、ひとまず安心ですね。

 

もちろん、顎と歯の大きさにつじつまが合わないと、矯正治療が必要になる場合があります。

 

アングルⅡ級

●青線:上顎6歳臼歯(第一大臼歯) ●赤線:下顎6歳臼歯(第一大臼歯)

●水色線:上顎6歳臼歯の頬側近心咬頭 ●ピンク線:下顎6歳臼歯の頬面裂溝

下顎6歳臼歯(第一大臼歯)が上顎6歳臼歯(第一大臼歯)に対して遠心(奥側、後方)に位置しています。

写真の症例では、いわゆる出っ歯の状態になっています。

 

アングルⅢ級

●青線:上顎6歳臼歯(第一大臼歯) ●赤線:下顎6歳臼歯(第一大臼歯)

●水色線:上顎6歳臼歯の頬側近心咬頭 ●ピンク線:下顎6歳臼歯の頬面裂溝

下顎6歳臼歯(第一大臼歯)が上顎6歳臼歯(第一大臼歯)に対して近心(前方)に位置しています。

この状態で成長すると、下顎の成長をコントロールする役割の前歯が機能せず、

受け口になってしまう可能性が高いです。

また、小児患者であるにも関わらず、咬み合わせの関係から、いびつに上顎6歳臼歯がすり減ってしまっていまね。

 

Ⅱ級・Ⅲ級に分類されると、将来的に不正咬合となり矯正治療が必要なケースがほとんどです。

 

いかがでしょうか、みなさんも鏡の前でご自身のお口の中を覗いてみたり

仕上げ磨きの際など、お子さんのお口の中を覗いてみて

6歳臼歯(第一大臼歯)の関係性を診断してみてはいかがでしょうか。

 

永久歯の一部分だけでも、歯科医師であれば、お子さんの将来の歯並びがどうなるか

ある程度の予想がつきます。

 

矯正治療の始めどきが把握できるかもしれません。

 

もちろん、6歳を過ぎてしまって手遅れ、というわけではありませんのでご安心ください。

思い立った時がタイミングです。

 

少しでも気になる点があればぜひ、矯正相談にお越しください。

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