小児矯正におすすめの歯医者・矯正歯科の見分け方4つのポイント|巣鴨駅1分|巣鴨S歯科矯正歯科

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小児矯正におすすめの歯医者・矯正歯科の見分け方4つのポイント

投稿日:2023年2月15日

カテゴリ:矯正ブログ

こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。

 

お子さんをお持ちのお母さん、お父さんからよく聞かれるのが


「矯正やってる歯医者さんてたくさんあるから、どこがいいのか分からなくて」

 

特にお子さんの矯正となると、ますますお母さん、お父さんは

良い歯医者さんはどこだろうと悩みますよね。

 

そこで、今回は

小児矯正の治療を受けるにあたって、どんな歯医者、矯正歯科が

信頼できる治療をしてくれる歯医者なのか

お話していきたいと思います。

 

今回お話する小児矯正とは、

歯科では

年齢ではなく、お口の中の状態で「小児」と「成人」を分けます

ので、

乳歯列期混合歯列期=生え変わりの時期、お口の中に乳歯と永久歯が両方ある時期のお子さん

あえて言うなれば、6歳~12歳くらい)の矯正治療のお話になります。

 

4つのポイント
1.矯正治療の相談で「○○」この言葉が聞けるかどうか!
2.本当にお子さんのことを思っている歯医者なら、”簡単に治る”とは言わない、言えない
3.やっぱり気を付けてほしい、床矯正・拡大床
4.小児矯正が終わった後、その先は?

 

 

1.矯正治療の相談で「○○」この言葉が聞けるかどうか!

 

それはズバリ、「成長誘導」

 

小児矯正には「顎の成長」があることが前提でなければ話が始まりません。

 

それも、顎の幅を広げるではなく、「上顎と下顎の成長のコントロール」についてです。

 

ここまで、

「 」でくくった、3つの言葉

「成長誘導」「顎の成長」「上顎と下顎の成長のコントロール」

 

矯正治療の相談の段階で話の中に出てこなければ、その歯医者さんでの矯正はお勧めできません。

 

何度も言いますが、お子さんには成長があります。


もちろん顎も成長します。


お子さんのタイミングで矯正治療を受ける最大のメリット

顎の成長のタイミングを最大限に活かせることです。

 

しかもこの時の顎の成長とは、

幅をひろげるということだけではなく、

上顎と下顎の成長を誘導したり、バランスを整えることです。

 

そして、最も一番大事なポイントは「上顎と下顎の成長のコントロール」です。

上顎と下顎の成長は同時に同じように成長するわけではなく

成長のタイミングが上下で違います。

このことをしっかりと理解していないと、小児矯正の結果が大きく変わってしまうのです。

 

小児矯正の相談で、

「成長誘導」「顎の成長」「上顎と下顎の成長のコントロール」のお話が出てこない場合、

その先生は小児矯正について大学院でしっかりと教育を受けていないかもしれません。

 

しっかりとお子さんの成長を考えて、

治療の計画を立ててくれる先生のもと、

矯正治療を受けていただきたいなと思います。

 

2.小児矯正で”簡単に治る”とは言わない、言えない

 

1.矯正治療の相談で「○○」この言葉が聞けるかどうか!

でも書いたように、

お子さんには成長がある為、簡単にすぐに治るというのはなかなか言えません。


「子どもうちに矯正しておけば簡単に早く治るから」というのは、

どう考えてもおかしな言葉

になってしまいます。

 

 

 

3.やっぱり気を付けてほしい、床矯正・拡大床。

 

日本矯正歯科学会でも警鐘を鳴らしている床矯正、拡大床。

当院でも、以前に拡大床の弊害についてブログを書かせていただいていますので、詳しくは是非そちらもご覧ください。

 

【小児矯正】後悔しないために読む、床矯正・拡大床の真実

 

とは言え、

「簡単に”矯正”が出来るよ」と患者さんに勧められるから、

と導入している歯医者は後を絶ちません

(拡大床は本当の意味で矯正ではないんですけどね)。

 

相談にいらっしゃるお子さんからも「クラスのお友達がやっているよ」

とよく聞きます。

 

そう聞くと同じ歯医者として心苦しい気持ちになります。

 

実は私も小学生の頃に拡大床を使っていました。

 

前歯が1本だけ反対になっていたので、

お友達のお母さんが矯正を安くできる歯医者さんがあると教えてくれて

近所の歯医者さんに通院したことを覚えています。

 

私自身も子どもの頃はもちろん歯医者ではないですし、

一般家庭の子だったので、

親は良かれとやってくれたことだと思います。

 

高校生くらいになって気になるところがあったので、

その先生に「私のこの歯、もっとまっすぐになりませんか」と聞いたことがあります。

「これ以上は無理だねー」のとのことだったので、

私の歯並びはもう悪くないんだと思っていました。

 

大学の歯学部に進み、私の歯並びは良くないことに気づき、

国家試験に合格し歯科医師になり、

 

矯正歯科を志して大学院で矯正歯科を学ぼうと大学病院の医局に入ってから、

患者さんにする治療を自分も実際に受けてみないといけないと思い、

指導医に自分の矯正治療をしてもらうことにしました。

 

治療をお願いしに準備しておいた自分の口の模型を見せた時に、

指導医から言われた一言

指導医「お前の(口の)模型めちゃくちゃだなー」

指導医「何かしたか?」

私「小さいとき床矯正(=拡大床)したことあります」

指導医「あーそれでか…」

 

そうなのです、おかしなことになってしまうのです。

 

歯や顎や骨格がどういうものかと熟知している矯正歯科医からすると、

歯並び、噛み合わせ、顎の骨の形が不自然なことになってしまうのです。

 

一見、その時は良くなったように見える歯並びも、実は弊害たっぷり

なんてことになり兼ねないのです。

 

稀に、他の装置と組み合わせて拡大床を使うこともありますので、

担当の先生から、診断の際に治療計画に拡大床の使用を提案されたら、

治療計画の説明をしっかりと聞いてみてください。

 

 

4.小児矯正が終わった後、その先は?

 

また、これも矯正相談の際に、お母さんお父さんからよく聞かれる話なのですが、

「小児矯正をしていたのですが、この後の矯正について話がなくて」

「小児矯正が終わったのですが、歯の生え変わりが進んだら、またガタガタしてきて」

「小児矯正の後に、後戻り防止と言われてマウスピースを使っているのですが、これはいつまでつかったらいいのですか」

 

同じ歯医者として、愕然とします(そんな無責任な)。

 

小児矯正は「小児」の治療です。

 

埋まっていたこれから生えてくる大人の歯までコントロール(今の医学では到底無理です)

する分けではないので、

 

歯が生え変わったら、もちろん歯並びは変わります。

 

小児矯正が終わったら、

「その時お口の中がどうだったら、どんな風に治療して行くことが考えられるか」

というお話があって当然と考えます。

 

もちろん、その時にその先の治療をするかしないかの選択も

患者さんとのご相談で決めさせていただくことではあります。

 

 

まとめ:お子さんが将来、ブリッジ、入れ歯、インプラントが必要ない人生を笑顔で送るために小児矯正を​

 

私たちが矯正治療をおすすめする1番のポイントは

「一生自分の歯で噛めるために、自分の歯を大切にしてほしい」

このことにつきます。

 

小児矯正は顎の成長がある今しかできない、

そして、土台から改善できるというメリットがあります。

 

矯正治療はお母さんお父さんも、

自分がやったことないからどんなものだろうと心配されることもあるかと思います。

 

その疑問やご心配をそのままご相談の際に聞いていただけると、うれしいです。

 

いつでも矯正相談にいらしてください。

 

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