歯科医師が診る、”いい or わるい歯ならび”の重要ポイント|巣鴨の歯医者|巣鴨S歯科矯正歯科

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歯科医師が診る、”いい or わるい歯ならび”の重要ポイント

投稿日:2022年11月29日

カテゴリ:矯正ブログ

こんにちは、巣鴨S歯科矯正歯科です。

本投稿では、

わたしたち歯科医師が

どのようにみなさんの歯並びを見ているか

矯正治療を行った患者様の術前・術後平行模型を使って説明していきたいと思います。

 

平行模型とは?


平行模型とは、

写真のように咬合平面と模型の基底面が平行になるように作製された模型のことをいいます。

矯正治療の治療計画をたてるための診断に用いられたり、矯正治療術中、術後の評価に使用したりします。

基底面はその名の通り、基準となる平面で、

咬合平面(咬み合わせの平面)とどれくらいズレているかが判別できます。

 

 

矯正治療前の平行模型

それでは実際の矯正治療を行った患者様の平行模型をみてください。

みなさんはどこの部位が気になりましたか?

 

 

 

 

 

歯科医師が問題であると診断する部位で、一般の方がわかりやすいであろうポイント列挙してみます。

・左上1番と左下1番が切端咬合になっています。

・上顎と下顎の正中線が右方に偏位しています。

・右上2と右下2、左上2と左下2の関係が反対咬合になっています。

・上顎前歯の歯列不正が著しく、叢生です。

・両側の大臼歯関係がアングル2級となっています。

 

↓↓↓↓↓↓ アングル分類にまとめた記事はこちら ↓↓↓↓↓↓

小児矯正 大人の歯が生えてきたけど、矯正治療したほうがいい?

 

写真にまとめてみました。

こんな感じです。

 

 

矯正治療後の平行模型

つづけて、矯正治療後の平行模型をみてみましょう。

みなさんはどのように感じたでしょうか。

 

 

 

 

・左上1番と左下1番が切端咬合が改善されています。

・上顎と下顎の正中線が一致して右方偏位が治っています。

・右上2と右下2、左上2と左下2の関係は反対咬合でしたが、正常な被蓋関係になっています。

・上顎前歯の叢生が綺麗なアーチになっています。

・両側の大臼歯関係がアングル1級となり、長期予後が見込める咬み合わせが獲得できています。

 

写真にまとめてみますとこのようになります。

 

 

術前、術後を比較した写真

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

みなさんも鏡の前に立ってご自身の歯並びを見ていただき、評価をしてみてください。

 

もちろん、歯科医師は歯についてのプロですから、

本記事に記載した内容以外にも、細かく診て診断、評価を行っています。

お口の中でお困りのことがあれば、ご相談ください。

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